2012年2月19日日曜日

あなたがたは、第一コリント14時01内の単語を何を意味している

愛媛のh-miyazaki's blog: 使徒たちの活動:「業のために取り分けなさい」(使徒13:1~12)

使徒たちの活動:「業のために取り分けなさい」(使徒13:1~12)

 皆様方も、日々の仕事を吟味し優先順序を決めて取り組まれている方であれば幸いです。一日の行うべき仕事・行うべき事柄の中に霊的な事柄を取り分けておられる方は幸です。日々のみ言葉・聖書の個人研究や神の王国の良いたよりを、イエスの教え通りに宣べ伝える業を組み込まれているでしょうか(マタイ24:14;28:19,20.ルカ4:43)。真のクリスチャンたちは、良いこと、人を築き上げる業に率先します(ガラテア6:10.コリント第一8:1.エフェソス4:29)。一般の方々は、どのような良い業を行っていら� �しゃるのでしょうか。

 さらに、その模範とすべき働きゆえに、取り分けられた人、つまり特権を受けた人たちを、ねたむのではなく、自分の喜びとして進んで支持・協力をすることが出来るでしょうか。

 使徒たちは、神の王国の良いたよりを証しするために、特別に取り分けられた・任命された仲間にどのように、「深い考慮を愛のうちに払う」ことが出来たのでしょうか(テサロニケ第一5:13)。

 今日は、「使徒たちの活動:「業のために取り分けなさい」(使徒13:1~12)」の主題でお伝え致します。今日の紹介記事に思いを巡らしてくださり、ご自身の生活に出来ることから適用してくだされば幸いです。


 アンティオキアのクリスチャン会衆にとって、興奮に満ちた日です。そのクリスチャン会衆の教え手たちすべての中から、バルナバとサウロが聖霊によって選ばれました。神の王国の良いたよりを遠い地へ携えて行くのです(使徒13:1,2)。以前にも資格ある男子が派遣されたことがありましたが、赴いたのはキリスト教がすでに根を下ろした地域でした(使徒8:14;11:22)。しかし今回、バルナバとサウロは付き添いのヨハネ・マルコと共に、神の王国の良いたよりがほとんど伝わっていない土地に遣わされます。

 14年ほど前に、イエスは追随者たちにこう告げました。「あなた方は・・・エルサレムでも、ユダヤやサマリアの全土でも、また地の最も遠い所にまで、わたしの証人となるでしょう」(使徒1:8)。バルナバとサウロが神の王国の宣教者として任命されたことで、イエスの預言の言葉に弾みがつきます。

 今日は、自動車や飛行機のおかげで、1時間か2時間でかなりの距離を移動できます。西暦1世紀はそうではありませんでした。当時、陸路の旅は主に徒歩で、大抵は、起伏の多い土地を超えて行きました。1日歩いても、進める距離は30キロほどで、しかも大変疲れました。ですからバルナバとサウロは、この割り当てを受けて意欲が燃え立ったに違いありませんが、かなりの努力と自己犠牲が求められることも自覚していたに違いありません(マタイ16:24)。


 ところで、聖霊がバルナバとサウロを「業のために取り分けるよう具体的に指示したのはなぜでしょうか(使徒13:2)。聖書は何も述べていません。分かるのは、その二人を選ぶよう聖霊が指示した、ということです。アンティオキアの教え手たちがそれに異議を唱えることを示すものは何もありません。むしろ、その聖霊による任命を心から支持しました。バルナバとサウロがどう感じたかを想像することが出来るでしょうか。仲間の兄弟たちは、聖霊によって業を行うように特別任命された二人をねた むのではなく、「断食して祈り、手をその上に置いてから二人を行かせた」のです(使徒13:3)。私たちも、クリスチャン会衆で特権を受けた人たちを進んで支持すべきです。それは、一般社会でも同じです。そのような特権を受けた人に、「その働きゆえに、ひときわ深い考慮を愛のうちに払う」必要があるのです(テサロニケ第一5:13)。

 バルナバとサウロはアンティオキアから近くの港セレウキアまで歩いて行き、そこからキプロス島まで200キロほどの船旅をします。キプロス生まれのバルナバは、郷里の人々に神の王国の良いたよりの真理を是非とも伝えたいと思っていることでしょう。島の東岸の都市サラミスに着いた二人は時間を無駄にしません。すぐに「ユダヤ人の諸会堂で神(エホバ)の言葉を広めはじめ」ます(使徒13:5)。二人はキプロス島の一方の側から反対の側まで旅をしながら、おそらく主な都市で証言したことでしょう。通ったルートによっては、220キロも歩いた可能性があります。


 1世紀のキプロスは、偽りの崇拝にすっかり染まっていました。バルナバとサウロが島の西岸のパフォスに着いた時、そのことがひときわ明らかになります。そこで出会ったひとについて、こう記されています。「それは呪術者で、偽預言者であり、その名をバルイエスというユダヤ人であった。彼は執政官代理のセルギオ・パウロと一緒にいた。これはそう明な人であった」。1世紀当時、教養ある多くのローマ人は、セルギオ・パウロのような「そう明な人」でも、重要な決定をする時は呪術者や占星術者に伺いを立てることが少なくありませんでした。しかし、セルギオ・パウロは神の王国� ��音信に興味を引かれ、「神(エホバ)の言葉を聞くことを切に求め」ました。これはバルイエスには受け入れがたいことでした。バルイエスは「呪術者」を意味するエルマという職業上の称号でも知られていました(使徒13:6~8)。


 バルイエスは神の王国の良いたより反対します。セルギオ・パウロの顧問という影響力ある立場を守るには、「執政官代理を信仰からそらせる」しかりません(使徒13:8)。もちろんサウロは、宮廷魔術師がセルギオ・パウロの関心を妨げるのをただ見ているつもりはありません。どうしたでしょうか。「サウロ、つまりパウロは、聖霊に満たされ、彼(バルイエス)をじっと見て、こう言った。「ああ、あらゆる詐欺とあらゆる罪悪に満ちた者、悪魔の子、すべて義になかったこの敵よ、エホバの正しい道をゆがめてやめな いのか。では、見なさい、エホバの手があなたの上にある。あなたは盲目になり、しばらくは日の光を見ないであろう」。たちまち、濃い霧と闇が彼の上に下り、彼は手を取って導いてくれる者を探しまわるのであった」。この時以降、サウロの名前は「パウロ」という名が用いられています。その奇跡は、どんな結果をもたらしたのでしょうか。「執政官代理は起きた事柄を見て信者となった。エホバの教えにすっかり驚いたからである」と記されています。(使徒13:9~12)。


 パウロはバルイエスに怖気づいたりはしませんでした。真のクリスチャンたちは、反対者たちが神の王国の良いたよりに関心を示す人たちの信仰を覆そうとする時に、萎縮するべきではありません。もちろん、話し方を「常に慈しみのあるもの、塩で味付けされたもの」とすべきです(コロサイ4:6)。それでも、ただ対立を避けるために、関心を持つ人の霊的な福祉を危うくしたいとは思いません。偽りの宗教を暴くのに、恐れのゆえに差し控えるべきではありません。偽りの宗教はバルイ� ��スと同じく「エホバの正しい道をゆがめて」います(使徒13:10)。パウロのように、み言葉の真理を大胆に宣明し、心の正直な人に証ししたいものです。神エホバの支えはパウロの場合ほど明らかではないかも知れませんが、エホバは聖霊を用いてふさわしい人を真理の側に引き寄せてくださることが確信できるのです(ヨハネ6:44)。神エホバは、ご自分に忠実な者たちを顧みて下さるのです(ヘブライ6:10)。

 お読み頂きました皆様方に感謝致します。皆様方の日々が平安で、快い命の道、光の道でありますようにお祈り申し上げます。

「参考資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行:「神の王国について「徹底的な証しをする」」誌、85~88P.

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