神は私たちを愛していない
時のしるしを読む Signs of the Times
「主の祈り」と呼ばれる祈りがあります。約2000年前、キリストが弟子たちに教えた祈りのこと。ご存知のかたも多いと思います。
9 だから、あなたがたはこう祈りなさい、
天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。
10 御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。
11 わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
12 わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。
13 わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。
国と力と栄とは限りなくあなたのものだからです。(マタイ6章より)
以下は、Yahoo!知恵袋に回答した内容です。(一部変更しています。)
天にいますわれらの父よ
父よ=「おとうさん」と呼ぶとき、あなたと神の関係は、お父さんと子どもの関係です。
「われらの父よ」と呼びかけるとき、神は「わたしの子よ」と祈りに耳をかたむけてくださいます。
お父さんは子どもを愛します。同じように、神はあなたを子どもとして愛してくださるのです。
み名があがめられますように
神の名前は「聖でおそれおおい」ので、祈りをささげるとき、神の名前を軽々しく言ったりしないようにします。おそれをもって、神の前に出るようにします。それがみ名をあがめることです。
それだけでなく、神に祈るひとは、その生活と清い心によって、神のみ名をあがめるようにするのです。
み国がきますように
神がさだめた時に、必ずみ国が来ます。だから、み国がきますようにと祈るのです。
神の「恵みのみ国」は、神の愛によって和らげられ、神に従うとき、今も心のなかに建設されます。
神の「栄光のみ国」は、キリストが再臨するときに完成します。
みこころが天に行なわれるとおり、地にも行なわれますように
天では、だれもが神のみこころを行なうことを喜びます。天では、神に仕える天使が、しもべとしてではなく、子として仕えています。
「みこころが天に行なわれるとおり、地にも行なわれますように」という祈りは、この地上の悪の支配が終わって、罪が永久に滅ぼされ、罪のない神のみ国が建てられますように、という祈りです。
わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください
前半の3つの祈りは、神のみ名、み国、みこころ、でした。
こんどは、わたしたちのための祈りになっています。
「わたしたちの毎日の食べ物を、きょうもお与えください」と毎日祈るように、神は教えています。明日の食物を心配するのでなく、きょう一日の食物を神に祈り求めます。
前半の3つの祈りを、こころから祈り、神のことを第一に思うなら、きょうの食物を、神は与えてくださいます。
この祈りをするとき、食物に困っている人のためにも祈っていることを、思い出したいと思います。
わたしたちに負債のある者を皆ゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください
「 もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。
もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。」
と主の祈りの後で、キリストは言っています。
神はまず、わたしたちを愛してくださって、負債=罪をゆるして下さったのです。
「わたしたちに負債のある者を皆ゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください」 と祈りながら、他の人をゆるさない気持ちを持っておれないと思います。
わたしたちを試みに合わせないで、悪しき者からお救いください
試みとは罪へ誘うこと、誘惑です。「神は自ら進んで人を誘惑することをなさらない」とあります。試みにあわせようとするのは悪しき者=サタンです。
わたしたちは、この祈りをささげることによって、自分を神の導きにゆだね、神が安全な道に導いてくださるように求めるのです。
神があなたに対して持っておられる愛を知り、信じるなら、神はそうしてくださいます。
国と力と栄えとはかぎりなくあなたのものだからです
われらの父が、あらゆる力、権威の上にある方です。神は国々を支配し、力と栄えは神のものです。国家間の争いや紛争も、神が支配しています。
キリストがこの祈りを教えた40年後、エルサレムは滅亡します。キリストの弟子たちは、苦難と迫害にあいますが、父である神、国々を支配される神、友である神を仰ぎ見たのです。
現代も、国家間の争い、民族間の騒乱があり、世界の終末のしるしが見られます。不安定な世の中で、父なる神は、今も、神を信じる子どもたちを守ってくださるのです。
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